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シンスプリント
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)はよく「骨膜炎」と省略して呼ばれることが多いですが、スポーツ選手の怪我としては代表的なものの一つです。

その名前の通り「脛骨」すねの骨、いわゆる「弁慶の泣き所」の骨の下側1/3程のところが痛くなってくるのが特徴で、頸骨にそってうずくような痛みが起こります。

はじめのうちは、痛みが出たり消えたりしますが、ほっておくと次第に運動中はずっと痛くなるようになります。
アーチ(土踏まず)がつぶれてくることも原因の一つになります。
扁平足ぎみになっている方は注意した方が良いですね。

対策の第一段階はまずアイシング!
練習後は特にすね全体を冷やしたいので、アイスバッグを使うよりもバケツに氷!が一番です。
もし練習前に時間を取れるならば、アイスマッサージで痛い部分を良くマッサージすることも有効です。

もう一つは、筋肉のストレッチ!
ふくらはぎ周辺の筋肉をしっかりストレッチします。

余談ですが
練習の時のストレッチを見ていると、ふくらはぎの筋肉が硬い子が多いです。
ふくらはぎの筋肉は力を地面に伝える時にとても重要な筋肉。
ここの柔軟性が高まることは、スポーツのパフォーマンスにとても重要です。

シンスプリント_b0046997_229241.jpgそれから、筋肉のトレーニング。
トレーニングというほどのことではなく、
カーフレイズ(つま先立ちになることの繰り返し)と
タオルギャザー(図参照:タオルを広げて敷いて、
そのタオルを足の指でたぐり寄せる)が代表的です。

僕が選手だった数十年前は
「骨膜炎なんて トレーニング不足なやつがなるんだ」なんて先輩に意地悪言われたもんですが、頑張って走り込みをしすぎたり、新人戦の頃は急に練習量が増えたりしてやったりするんですよね。
もっとも、ちゃんとストレッチしたり補強運動しとけば良い訳なんですが・・・

何より、シンスプリントをほっておいて『疲労骨折』になってしまわないように、早めの対策が大事ですよ!!
最悪、練習を休まなくてはいけなくなっちゃいますから。
by nisunakko | 2006-02-10 22:15 | 怪我
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